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こんにちは^^昨日までとは一転、今日は朝から冷たい雨に包まれているここ鹿嶋地方です。雨の日は朝日が入ってこないので、いつもより朝寝坊してしまうのは自分だけでしょうか。



さて『出渋る下痢に』と言うことですが、「出渋る」とは、お腹が痛くなり便意がしてトイレに駆け込むものの、あまり勢いよく便が出ない、出そうなのに出ないといった状態が、日に何度か続くという不快な下痢です。「しぶり腹」とも言われます。


一般的というか、冷え腹の下痢の場合は、軽度の腹痛がし便意がすると、一気に水の様な下痢がして、出た後はスッキリするというものですので、「しぶり腹」とは明かな差があります。


その「しぶり腹」の原因は!?と言いますと、腸に何らかの原因で『熱』が入っている状態です。
●細菌性、ウイルス性の場合
●食べ過ぎや脂っこい物の過食
●飲酒、辛い物の食べ過ぎ
●胃腸虚弱
●過剰なストレス
○以上に体質的なものも関与します
などが考えられます。細菌やウイルスなどが関与している場合は、症状が急激で強いのが特長です。その他は急激で強くは無いものの、いつまでも治ったり、下ったりを繰り返す傾向にあるようです。

症状が強い場合はもちろん医療機関にての治療が必要になります。あまり症状が強くない場合や、検査にて原因がよく分からない場合は漢方の出番となります。もちろん漢方治療と併用して、飲酒の習慣など「原因となるもの」が改善できる場合は、その改善が最優先となります。


漢方治療では、しぶり腹の下痢となっている原因を探り治療します。

☆ストレスが原因ならば、ストレス緩和と胃腸を元気にさせる作用のあるもの(半夏瀉心湯、柴胡桂枝湯、桂枝加芍薬湯など)
☆過剰な飲食、脂っこい物の摂りすぎが原因ならば、胃腸を掃除してくれる作用のあるもの(茵陳蒿湯、大柴胡湯、防風通聖散、黄連解毒湯など)
☆飲酒、辛い物の食べ過ぎが原因ならば、肝機能を良くさせるもの(茵陳蒿湯、竜胆瀉肝湯、田七鬱金製剤、熊胆、白花蛇舌草など)
☆胃腸虚弱が原因ならば、胃腸機能改善(香砂六君子湯、平胃散、半夏厚朴湯、半夏瀉心湯、小建中湯、衛益顆粒など)
☆細菌などが疑われるなら(五涼華、五行草茶、白花蛇舌草に各種清熱利湿作用のあるものを合わせます)
以上がごく簡単で一般的な漢方療法になります。実際には様々な原因が人によって考えられますので、処方はより複雑な組み合わせになる傾向にあります。


原因を改善し、不快な症状が緩和されると良いですよね!

プロフィール

漢方で悠々生活

Author:漢方で悠々生活
茨城県鹿嶋市
「みやわき健康薬局」
宮脇崇です。
毎日せっせと健康ブログ更新中です。

「みやわき健康薬局」
〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中2048-20
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